安藤 これまでに2×4の家をどのくらい建てられたのでしょう?

中尾 この地域で3000棟を超えましたが、もっと2×4の家の価値を伝えていきたいと思っています。若い頃に旅して知った様々な国の住宅を思うと、25年で価値がなくなるような日本の住宅を変えたい。それには2×4だと信じています。家は住むだけの器ではなく、家族と幸せになるためのものです。家族みんなが幸せになれるような暮らしの提案が、次のミッションだと思いました。そこから新商品のスカイリビングが誕生したのです。

安藤 家族を幸せにするスカイリビングとは?

安藤 オーナー様から、『暮すほど日常に、幸せを感じる…』という声を頂くようになりました。スカイリビングとは、住宅の屋根の替わりに屋上庭園とプラスワンのリビング空間をもつ都市型3階建て住宅です。空を独り占めできる青空リビングは、まさにお家リゾート。商品開発には学生時代の一人旅で、ギリシャの小さな島に訪れた時の強烈な記憶が紐づいています。浜辺にある1階がバルの民宿に泊まった時のこと。ワクワクしながら古い階段を3階まで駆け上がると素朴な部屋があり、両開きのガラス戸を開けると、バーンと広いテラスが現れました。思わず外へ出ると青い空と透き通る海が目の前に広がり、その時の何とも言えない解放感が忘れられません。  そんな空間が我が家にあったらいいなという想いがスカイリビング開発の原点です。晴れた日はピクニックやBBQ、ママ友を呼んでお茶会や夏のプールは子供達に大人気です。そして特別な夜は夫婦のスイートルームに…。家族のみんなが繋がって”自分らしさ” を大事にすると、幸せな気持ちになりますよね。そんな想いをカタチにしました。

安藤 聞いているだけでワクワクしますが、これまでありそうでなかったのはなぜですか?

三木 3階建ての屋上に特別な一部屋を作るのは、法規上の制限や作業手間がかかります。2階建てに屋上を作ることは容易ですが、3階建ては、構造計算などの難しいハードルがあり、コスト高に繋がります。私たちは、2×4の特性に完全自社施工のノウハウを磨き上げコストダウンを実現できたからです。  ナカオホームのスタッフはみんな、家づくりバカです。「想いをカタチに」を合言葉に、若い子育て家族の応援が商品開発の情熱になっていると思います。

安藤 若い家族の応援団とは素敵です。新しい応援サービスもスタートしたそうですね。

中尾 2018年4月に「ママ・スマイルの家ショールーム」をオープンしました。家族が幸せになるには、まずママを応援して笑顔にすることだと思います。そのために、家を建てたママと、これから建てるプレママが交流できるようにしました。座談会やイベントを通じてユーザー同士が繋がり、より良い暮らし方について気軽に話し合える楽しいコミュニティです。こうした家づくりに向き合える場所が、これからは必要になってくると思います。  家づくりで命を守るのは当たり前。そこで家族がつながり幸せになるために、それぞれが自分という感性を解き放ち、自分らしい夢を持ち続けられる家にしていきたい。幸せ創造カンパニーとして、全力で皆さんの自分らしい夢(=ロマン)を応援していきたいです。

中尾研次 
中尾建設工業株式会社 
代表取締役社長


1963年愛知県生まれ。東京の住宅販売会社に勤務後、31歳で中尾建設工業株式会社に入社。翌年に発生した阪神淡路大震災をきっかけに、2×4工法の丈夫な家づくりに本格着手。自分らしさを育てる”ロマン”を大切にしている。

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